Ericom
今すぐテレワーク環境をそろえたい。でも導入コストが高そうだし複雑そうだし・・・Ericomなら既存のPCを活用して簡単、シンプルに、しっかりテレワーク環境の導入が行えます。
Ericomは、どこでも・どんなデバイスからでもVDIやアプリケーションへのセキュアなアクセスを可能にするクライアント仮想化製品です。
その技術を利用した「インターネット分離ソリューション」(組織内のネットワークと端末をマルウェアなどのWeb経由の脅威から守る製品)もラインナップ。テレワークの実現によってパンデミック対策やBCP対策、組織の働き方改革やセキュリティ対策を支援します。
クライアント仮想化は、企業のワークスタイル変革を促進する
多様化する業務環境
企業における情報システムのあり方は、目覚ましい変革を遂げています。
タブレットやChromebookなどのデバイス活用や、クラウドの利用拡大、在宅勤務の促進やBCP対策など、いずれも企業競争力や社員満足度向上に関わる重要な変化をもたらしてきました。
しかし、「ユーザの利便性」と「管理者の運用負荷」は天秤にかけられることが多く、双方を両立させるのは簡単ではありません。企業のIT部門は、これらの課題解決に取り組むと同時に、複雑化するクライアント環境の管理や、運用コストの削減にも取り組まなければなりません。さらに、昨今では企業や政府機関に対する標的型攻撃対策などのサイバー攻撃が範囲を拡大しており、機密情報の徹底した安全管理も問われます。
クライアント仮想化がもたらすメリット
業務環境をサーバ側に集約し、クライアントデバイスに画面転送を行うといったクライアント仮想化のアプローチは、数十年も前から様々な目的で利用されてきました。
クライアント仮想化を導入することで得られるメリットとしては、以下が挙げられます。
特に、ユーザの利便性が大きく向上します。業務環境が仮想環境へ移行できれば、外出先や出張先に業務PCを持ち運ぶ必要が無くなります。ホテルや空港備え付けの端末や個人のスマートデバイスを使って、いつでも業務環境へリモートアクセスできます。シチュエーションに応じて自由にデバイスを使い分けることができるため、最新のモバイルデバイスを活用して在宅勤務やBCPに対応するといった、ワークスタイル変革も可能となります。
クライアント仮想化は、ユーザの利便性を大きく向上させるとともに、強固なセキュリティ対策も実現します。ユーザデバイスと仮想環境間の通信は、画面転送技術が使われておりデバイス側にデータが残りません。そのため、あらゆるデバイスをシンクライアント端末として利用できます。ユーザのアクセス環境は管理者が予め定義したセキュリティポリシーで制御されており、ユーザに依存しないセキュリティガバナンスの徹底も可能です。
Ericomなら「簡単、シンプルに、しっかりクライアント仮想化」
従来の仮想化製品が抱える二つの課題
クライアント仮想化の導入によって得られるメリットは多くありますが、「複雑な運用管理」、「高額な導入コスト」といった課題がネックとなり、企業の仮想化導入を阻んできました。
クライアント仮想化製品の多くは、運用管理が煩雑です。例えば、ユーザインタフェース用のWebサーバ、ユーザアクセスを振り分けるコネクションブローカー、セッション管理用のデータベース、仮想マシンの管理サーバなど、管理すべきコンポーネントは数多く、設計と運用に一苦労です。利用規模が拡大すれば、処理能力を増やすために冗長構成を組み、ロードバランサを設置するといったように運用は更に煩雑化し、システム担当者の負荷は増大します。
導入コストも高額です。仮想デスクトップや仮想アプリケーションを集約するサーバの処理性能自体は向上していますが、ユーザが求めるパフォーマンスレベルは更に厳しくなっているため、結果的に1ユーザあたりのコストは下がりません。Microsoftを含めたソフトウェアライセンスや構築費用まで含めると、初期投資費用はかなり高額になります。
Ericomの5つの特長
クライアント仮想化の「複雑な運用管理、高額な導入コスト」といった課題を解消するため、ユニバーサルコンピューターは、アシスト社のパートナーとしてEricomの取り扱いを開始しました。Ericomは、「シンプルな構成、低コスト、柔軟な拡張性」といった製品の強みと、HTML5対応技術における「先進性と実績」といった特長があります。
ユニバーサルコンピューターは、国内総代理店であるアシスト社やEricom社と連携しながら「お客様を強力サポート」します。
1.管理コンソール上であらゆる設定が可能。だから導入/展開/運用が簡単
Ericomは、「簡単・シンプル」をコンセプトに開発されたクライアント仮想化製品です。クライアント仮想化に必要とされる基本機能を実装し、不要な機能は敢えて削ることでシンプルな構成を実現。お客様が必要とする機能をピンポイントに提供することができ、高い費用対効果をもたらします。
また、Ericomは、構築から運用に関わる設定をすべて、1つのWeb管理コンソール上で行います。他製品の場合、機能毎に管理コンソールが別れていることがあります。そのため、管理者が覚えるべき設定は数多く、複数のコンソールを使い分けることで誤操作を招いたり運用が煩雑化する傾向にありました。
その点、Ericomなら、アプリケーションのユーザ割り当てや、サーバのリソース状況やエラーログの確認といった複雑な運用はすべて、1つの管理コンソール上で設定可能です。管理者は利用規模を問わず、最小限の工数で効率的に導入/展開/運用ができます。システム運用の内製化を目指している企業や、多くの顧客をマルチテナントで抱える企業にとって最適なソリューションといえます。
◯ 短時間で導入 ◯ 展開が簡単 ◯ 運用が楽 |
2.トータルコストは他製品の半額以下。プロトコルの単体購入も可能
Ericomは、クライアント仮想化を実現する基本機能を実装しており、その他のマイナーな機能や高度な機能は、必要に応じてアドオンするよう設計されています。だからこそ、ライセンス価格は同等の機能を有する他製品と比較して約3分の1程度。必要な機能を適正価格で使用できるため、費用対効果が実感しやすい製品といえます。
◯ Ericom Connectご参考価格(税別) |
さらに、他製品に対する優位性の一つとして挙げられるのが、製品独自のプロトコルを単体購入できるという点です。
他製品の場合、その製品の管理サーバを購入しなければ独自プロトコルが使用できません。Ericomなら、効果が異なる2種類のプロトコル「Ericom AccessNow 」と「Ericom Blaze 」を単体で購入できるため、お客様の課題をピンポイントに解決できます。これらのプロトコルは、他製品が導入されている環境に対してもアドオンできるので、既存IT資産を無駄にすることなく有効活用できます。
このように、Ericomはお客様のインフラ計画(ハードウェアのリースアップのタイミング等)に沿った導入が可能なので、高額な初期投資を必要としないといったメリットもあります。
3.世界初、グリッドアーキテクチャの採用で「10万同時アクセス」を実現
Ericomの管理サーバは、「シンプルな構成、低コスト、ユーザ利便性」といった特長を武器に、クライアント仮想化をより身近なものにしました。
2015年8月には、Ericom独自のグリッドアーキテクチャをベースとした、新製品「Ericom Connect」をリリース。セッション情報と構成情報をメモリ上に配置するという、従来のクライアント仮想化製品が成し得なかった仕組みを実装しました。これにより、システム構成や運用が複雑化することなく、管理サーバ1台で10万ユーザのアクセスを処理できます。
他製品の場合、管理サーバ1台あたりの処理上限数は数百程度です。ユーザ数が数万を越える場合は、管理サーバだけでなく、Webインターフェースやデータベースの冗長化が必要となり、管理者の運用負荷を増大させていました。しかし、管理サーバ1台で10万ユーザを処理できるEricomなら、運用負荷を大幅に減らし、将来のユーザ数増加にも柔軟に対応できます。管理サーバを2台以上で構成すれば、数十万ユーザの規模へ拡張することも可能で、グローバル企業や大規模なサービスプロバイダーでも十分に利用できる製品となります。
4.他社より2年早く「HTML5」を製品化。圧倒的な先進性と実績
Ericom社は、「HTML5対応ブラウザ」が将来あらゆるアプリケーションの実行プラットフォームになることを早くから予見し、2011年に、HTML5ベースのリモートデスクトップクライアント「Ericom AccessNow 」を世界で初めて開発しました。これは、他社が同様の製品をリリースする2年前のことです。
AccessNowの登場により、iPadやChromebookなど、あらゆるデバイスからWindowsデスクトップやアプリケーションへ接続できるようになり、ユーザの利便性はさらに向上しました。
従来のクライアント仮想化製品は、ユーザ端末側にエージェントの導入が必要でした。管理者は、配布や初期設定に多くの工数を割いてきましたが、AccessNowならエージェントの導入/設定は一切不要です。端末に予めインストールされているHTML5対応ブラウザからAccessNowのURLへアクセスするだけで仮想環境へ接続できます。ユーザ端末のメンテナンスが不要な、究極のクライアントレス・ソリューションを実現します。
実績も豊富です。AccessNowは世界で数十万ユーザに利用されており、特に海外教育機関での導入が進んでいます。特に、Chromebookとの相性が抜群です。Chromebookはセキュリティ性能に優れ、Google Apps for Educationとの相性も良く、IT担当者が少なく予算の限られた教育機関にとっては最適なデバイスといえます。日本でも、Chromebookのセキュリティ性能や監視性能の高さが評価され、シンクライアント端末としての導入が進んでいます。
5.ユニバーサルコンピューター・アシスト社・Ericom社の連携により、お客様を強力にサポート
ユニバーサルコンピューターは2016年より、アシスト社のパートナーとしてEricom製品の取扱を開始しました。
日本国内のクライアント仮想化導入の裾野を広げるため、アシスト社・Ericom社と連携し、お客様へ提供するソリューション価値の最大化を目指します。
アシスト社の役割 ◯ Ericom社へのエンハンスリクエスト ◯ Ericom社とアシストによる2重の品質管理 ◯ 技術サポート |
Ericom製品ラインナップ
Ericom製品はお客様が解決すべき課題に応じた各種製品をラインナップしているため、必要に応じてチョイスすることが可能です。
Ericom ConnectEricom Connectは、世界で初めてグリッドアーキテクチャをコネクションブローカーに採用し、10万ユーザ規模のクライアント仮想化環境もシンプルな構成で実現する無限のスケーラビリティを備えた革新的なアクセスソリューションです。 エンタープライズレベルのスケーラビリティと高い管理性を求める企業、デスクトップやアプリケーションをサービス提供するクラウドプロバイダー、限られたITリソースでマルチデバイス環境に業務アプリケーションを提供したい企業にとって最適です。 |
Ericom Shield2017年11月に日本で発表された、Ericom社のインターネット分離製品。Ericom Shieldは、現存する様々なインターネット分離ソリューションの課題を克服した理想的なソリューションです。 イスラエルのALYN病院などで導入され、サイバーセキュリティ防御を大幅に向上させました。 |
ダブルブラウザ・ソリューションアシストが最初に取り扱いを始めたインターネット分離ソリューション。Ericom社、アシスト、日本ナレッジ社が共同で開発しています。 ダブルブラウザ・ソリューションは、ユーザーの利便性を損なわないインターネット分離を安価に実現することができ、現在では、80社15万ユーザーに利用されています。 |
Ericom AccessNowEricom AccessNowは、HTML5対応ブラウザを搭載しているあらゆるクライアントデバイス上で、仮想デスクトップ(VDI)、仮想アプリケーション(RDS/TS)環境へのアクセスを提供する製品です。 デバイス側にはHTML5対応ブラウザさえあればよいので、簡単にBYOD環境を実現することができます。 |
Ericom BlazeEricom Blazeは、モバイル接続や低速WAN、海外からの接続によるネットワーク遅延等、通常のRDP通信の「遅い」等といった性能面の不満をシンプルな構成で即時解決できるソリューションです。 Blazeでは、RDPの伝送データを分析し、ネットワーク帯域に最適な(オーバヘッドのかからない)データに圧縮し、転送します。 通常のRDP通信ではありがちなカクカクとした細切れでのデータ転送をせず、ユニット単位での転送により、スムーズなユーザ体感を提供します。 |
テレワークに最適なソリューション「テレワーク楽らくパック」もご用意
「リモートデスクトップ環境とテスト導入したいけど初期コストが・・・」
「当社でもテレワークを推進して業務効率を上げたいのだけど・・・」
そんなお悩みを簡単に解決する、ユニバーサルコンピューターオリジナルのソリューションパック「テレワーク楽らくパック」もご用意。
Ericom製品とハードウェア、更に構築・設置作業などをセットにした、スモールスタートに最適なパッケージです。
詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。
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