Arcserve Unified Data Protection

WindowsやLinuxのスタンドアロンサーバはもちろん、複雑な環境に対してもシステム全体をシンプルに管理し、バックアップ/リカバリできます

 人類の歴史全体よりも過去2年間の方が大量のデータが作成されています。 さまざまなシステムやアプリケーションに保存されているこのデータは、業務継続性の取り組みを困難にしています。

これらの企業や組織では、効率的な管理のためにこれ以上の製品は不必要です。ローカル、仮想、クラウドのいずれのストレージでも管理できるシンプルなプロセスが必要です。

 Arcserve UDPは、データ保護と災害復旧機能を搭載しています。 従来のエンタープライズソリューションの複雑さをなくしてエンタープライズ向けの機能を組み合わせていますので、簡単、シンプルでありながら業務の継続性を確保できます。

 必要に応じて機能を簡単にオン/オフすることができます。また、拡張や縮小だけでなくクラウドへの転送も可能ですので他のデータ保護ソリューションは不要です。

Arcserve UPDの機能・特長

単一サーバのバックアップ/リカバリ

 サーバのOS、アプリケーション、データを「丸ごとバックアップ」し、「丸ごと戻す」ことができます。専門知識の無いユーザでも、サーバ1台の小規模環境からバックアップ/リカバリできる簡単さと運用負荷を軽減する高度な機能を標準で備えています。

 バックアップ対象は、Windowsだけでなく、Linuxにも対応しています。

  • 簡易な操作性
  • わずか10分の簡単インストール
  • 異なるサーバへの丸ごと復旧
    (ベアメタル復旧)
  • Microsoft SQL Server、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Server、Oracle Database のオンライン バックアップ
  • フォルダ/ファイル単位、データベース単位復旧
  • エクスプローラからのリストア

物理・仮想サーバ 混在環境の統合バックアップ/リカバリ

 企業内の物理サーバ、仮想サーバ、クライアントPCなど複雑化するシステム環境のバックアップ/リカバリ運用を統合して行うことができます。

 対象が多くても統合コンソールから同一の操作性で全てを管理することで、IT管理者の運用負荷を大幅に削減します。

  • 物理/仮想サーバの混在環境を一元管理
  • Offi ce 365 のバックアップ
  • 仮想マシンのエージェントレス バックアップ
  • 共有フォルダ(CIFS)のバックアップ
  • 仮想マシン単位、ファイル単位リストア
  • テープへコピー

災害対策サイト/ データセンターへのバックアップ/ スタンバイ

 災害発生時にも企業は業務を止めることができません。Arcserve UDPは、バックアップデータを遠隔地に転送したり、バックアップデータから仮想マシンを自動生成(スタンバイ)させ、リストアするよりも速い業務再開を実現する機能などを標準で搭載しています。

 さらに、導入が進むクラウドへのファイルコピーやクラウドサーバのバックアップなど、最新の環境にも対応します。

標準機能
  • バックアップデータの重複排除
  • バックアップデータの転送
  • 仮想スタンバイサーバの自動生成
  • マルチテナントストレージ機能
  • インスタントVM
Premium/Premium Plusエディション
  • リアルタイム ファイルサーバ複製
  • リアルタイム アプリケーションデータ複製
復旧ポイントサーバ(RPS)で使える機能 ~バックアップを効率化~

復旧ポイントサーバを導入することで、Windows やLinux など保護対象が多い環境のバックアップ/リカバリ、および災害対策を効率的に行えます。

誰でも手軽に、簡単に

丸ごととって、丸ごと戻す

 OS、アプリケーション、データとシステム全体を簡単に「丸ごととって」、「丸ごと元に戻す」ことが可能です。専門的な知識や特別な設定は一切必要ありません。

エクスプローラから簡単にリストア

 ファイル・フォルダ単位でリストアする機能も備えています。慣れ親しんだエクスプローラ画面で、ドラッグ&ドロップするだけで誰でもデータを簡単に戻せます。

継続的な増分バックアップ

 初回のフルバックアップ以降は、変更ブロックのみを増分バックアップし続けることでバックアップデータを削減し、バックアップ時間を短縮します。

 設定した世代数を超えると一番古い増分バックアップとフルバックアップを自動的に合成(マージ)するので、フルバックアップの取り直しが必要ありません。

バックアップデータの復旧テスト

 バックアップ完了後、復旧ポイント(バックアップデータ)で復旧テストを実行します。このテストは、インスタントVMの起動確認、または復旧ポイントをマウントしたファイル システムの健全性確認の2種類から選択できます。また、転送先でもテストを行うことができます。

仮想化基盤の運用をシンプルに

仮想化基盤側で設定が完了。エージェントレス・バックアップ

 VMware vSphere 環境でも、Microsoft Hyper-V 環境でも、Windows と Linux の仮想マシンにエージェントを導入することなく、バックアップが行えます。エージェントレスでありながら、継続的な増分バックアップや仮想マシンの中にあるファイルやフォルダをリストアすることができます。

仮想も物理も統合管理

 仮想環境だけでなく、物理環境ももちろん統合してバックアップできます。さらに物理サーバと仮想マシンのバックアップをすべて同じ画面で管理できる点もArcserve UDPの強みです。

バックアッププランのテンプレート化

 バックアップ方法をあらかじめメニュー化しておくことでシステムごとに要件を定めて設計する手間がなくなります。ユーザ部門に、システムの重要性に合わせてプランを選択してもらい、あとは対象システムを選択されたプランに割り当てるだけでバックアップが開始できます。

業務継続/災害対策

バックアップデータの重複排除

 バックアップ対象サーバ(エージェント)側で重複を排除してバックアップします。さらにエージェント間でも重複が排除されます。バックアップデータ用のディスク使用量を大幅に削減することができます。

バックアップデータの遠隔転送

標準でバックアップデータの転送機能が備わっています。特別なコンポーネントは不要で、大切なデータを日時指定して遠隔転送が可能です。

障害発生時にリカバリ不要

 障害発生時に「インスタントVM」を作成することで、仮想マシン経由でバックアップデータを参照して一時的に業務を再開することができます。リストアの時間を短縮できるためビジネスの機会損失を回避します。リモートへインスタントVMする場合は、RPSが必要です。

スタンバイサーバで迅速に再開

 バックアッププランにて、あらかじめスタンバイ用の仮想基盤上にリストアしておきます。本番サーバに障害が発生したときには、仮想マシンを起動するだけで代替運用が可能です。スタンバイ用の仮想基盤を設定すれば災害時の継続運用も行えます。リモートへ仮想スタンバイする場合は、RPSが必要です。
※Windows環境でご利用いただけます。

クラウド対応

クラウドへ復旧ポイントコピー/
ファイルコピー

 復旧ポイントをクラウドへコピーやバックアップデータからファイルを抽出してコピーできます。

クラウド上の仮想マシンを
バックアップ

すべての仮想マシンにエージェントを導入してバックアップすることができます。またバックアップデータの転送先として利用できます。

クラウド サーバ上への
仮想スタンバイ

 Amazon EC2上の仮想マシンへスタンバイが作成できます。パブリッククラウドを使用した可用性が実現できます。また、バックアップ環境をオンプレミスから Amazon EC2へ簡単に移行することができます。

分かりやすいインターフェイス

初心者でも使える管理画面になっています。さらに、仮想・物理、Windows・Linuxを同じ画面で管理できる統合管理コンソールやレポートで大規模環境のIT管理者も強力にサポートします。いずれの画面もWEB インターフェイスなので、操作する場所を選ばないこともポイントです。

その他豊富な機能

ハードウェアスナップショット ストレージと連携して作成したスナップショットをSAN経由でバックアップします。これによりLANフリーで高速なバックアップを実現します。
コマンドラインインターフェース ジョブの実行、監視を行う運用管理ツールとの連携を容易にします。コマンドからバックアップ・リストアなどを実行できるため、ジョブネットに組み込んでシステム運用の一部としてバックアップを管理できます。
スケジュール 設定日次・週次・月次での設定はもちろん、指定曜日の除外といったバックアップスケジュールの柔軟な設定が可能です。
バックアップデータの暗号化 AES256/196/128ビットでバックアップデータを暗号化できます。これによりデータを安全に保管します。
アシュアード リカバリ プラン バックアップ完了後にその復旧ポイント(バックアップデータ)で復旧テストを実行し、データの整合性を確認します。インスタント仮想マシンの起動確認、または復旧ポイントのディスク チェックが可能です。
HA環境への対応 Microsoft Hyper-V、Microsoft SQL のAlwaysOn、Microsoft Exchange Server の DAG環境のサポート
Arcserve Replication/
High Availabilityの統合管理
Arcserve Replication/HAの持つレプリケーションおよびスイッチオーバをArcserveUDPで管理できます。
役割ベースの管理 ユーザごとに管理権限を設定可能です。環境設定やバックアッププラン、ノード、データストア、リストア、ライセンス、レポート等へのアクセスを役割や組織ごとにコントロールできます。

各エディションとライセンスについて

Arcserve UDP ライセンス一覧 (含まれる機能一覧)

※1 Office 365の保護には、別途サブスクリプション(10ユーザ1年メンテナンス含む)を提供しています。
※2 日本でサポートされている機能・動作要件が対象です

ライセンスの考え方

 課金の対象となるのは、バックアップ対象のみです。バックアップ対象数またはバックアップ対象サーバのソケット数でライセンスを適用します。コンソールおよび Recovery Point Server(RPS:復旧ポイントサーバ)のライセンスは、不要です。

※Arcserve Replication/High Availability機能を利用する場合、ライセンスは複製元と複製先サーバ (物理/仮想ホスト)のソケットの合計数が必要です。

ライセンスの種類

サーバ台数

保護対象の物理サーバの台数分で課金されるライセンス体系です。物理環境専用のライセンスです。

CPUソケット数

保護対象サーバで利用されているCPUソケット数分で課金されるライセンス体系です。物理・仮想環境に対応しています。

データ容量

保護対象サーバの総データ容量で課金されるライセンス体系です。

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