執筆者 杏林大学保健学部臨床血液学教授 中竹 俊彦

 Blast Master(TM) 監修の言葉

私たちは帰属系統を明白にした「前赤芽球、骨髄芽球、巨核芽球の概念」は
理解しやすい。しかし、成熟過程の軽微な変化が重要であったり、個々の「芽球
の段階の細胞」が推定通りの「帰属系統および成熟過程」にあるのか判断に困っ
たりして、誰でも悩みは尽きない。骨髄像は「細胞分裂が可能な細胞」よりも奥の、「芽球の段階の細胞」の観察力をマスターするに尽きる。この「ブラストマスター」は症例解説集ではない。画像は血球生産に多様な問題を抱えた症例の中から厳選し、背景と共に身近な細胞、問題点を徹底的にディスカッションする土台を積んで示した。
本編は「その細胞(The cell)」の帰属系統は何か、鑑別の基本である「芽球の段階の細胞」、さらには形態が整わない「芽球様細胞(blastoid cell)」、次いで「その芽球(The blast)」の特徴は何かと、問いかける。ユーザーは判断に迷う形態の問題点を
自身で追求できる。これは観察を自己決定する「鍛錬コース」である。 

所属学会

昭和38年4月 日本臨床衛生検査技師会員(会員番号13-0424)
昭和54年1月 日本臨床病理学会(現・臨床検査医学会)会員
昭和55年4月 日本臨床血液学会員
昭和56年3月 日本アレルギー学会員
平成13年7月 日本検査血液学会(血液形態標準化小委員会メンバー;委嘱,3年間)
平成14年5月 日本臨床検査医学会・日本臨床病理同学院(緊急臨床検査士資格認定試験委員)
平成14年5月 日本検査血液学会(評議員;委嘱,2年間)
平成15年5月 日本検査血液学会 認定血液検査技師制度試験合格
平成15年6月 日本検査血液学会 認定血液検査技師制度(試験問題委員;委嘱)
平成16年5月 日本検査血液学会 (評議員;委嘱,2年間) 

主な著書・教材

●著書

1.中竹俊彦:マクログロブリン血症.血液細胞アトラス(第5版)三輪史朗渡辺陽之助(分担).東京,文光堂.2004.p.298.
2.中竹俊彦:多血の概要.(分担執筆)日本臨床衛生検査技師会ライブラリー18血液細胞アトラス-細胞分類の基礎と特種染色-(共著),編集,発行:日本臨床衛生検査技師会,平成14年2月 1日.p. 23.
3.中竹俊彦:Ⅳ 造血臓器腫瘍 急性白血病のFAB分類1-4.微分化型骨髄芽球性白血病(M0),1-5.未分化型骨髄芽球性白血病(M1),1-6.分化型骨髄芽球性白血病(M2),1-7-1.前骨髄球性白血病(M3),1-7-2(M3 variant form),日本臨床衛生検査技師会ライブラリー18血液細胞アトラス-細胞分類の基礎と特種染色-(共著),編集,発行:日本臨床衛生検査技師会,平成14年 2月 1日.P.38-44.

●教材

1.中竹俊彦:「骨髄像の解析と表現法」第1巻 東京都臨床衛生検査技師会骨髄像技術講習会テキスト(近代出版)1993
2.中竹俊彦(監修),田中 薫(編集設計),ユニバーサルコンピューター(システム開発)CD-ROM.マルチメディア骨髄像判読トレーニングシステム「マルクマスター」1996.